ありがとう、ピンクちゃん
2018年5月24日 作成者:クミさん
5回目の「しまなみ海道サイクリング」も無事終了し、ホッとしていると共に「しまなにロス」でチョット張り合いが無くなっています・・・。
実は「しまなみロス」に加え、私としては10年以上愛用していたピンク色のロードバイクと、一旦お別れすることになりました。
このピンクちゃんは、初めてTREKのアメリカ本社に行った時、試乗車として山のようにあったBIKEです。その時の印象は・・・「ピンクは無理」、笑!
私の好みとして「ピンク」の要素が全く無く、大げさに言えば「ありえ無い」カラーでした。そして、その頃の私といえば、MTBしか所有していなくてロードバイクも要らないなんて思っていました。
その頃から更にさかのぼる事10年くらい前に、ロードバイクを一度所有していた事があります。でも、数回乗って「楽しくない」って正直思ったのです。逆にいえば「楽しい要素」がその頃のロードバイクにはあまり無かったように思います(私レベルは)。体力、脚力のある人が楽しむBIKEでした。私のような貧脚ホビーライダーには乗りこなせませんでした・・・。
さて、アメリカ本社訪問では、Bike Rideもスケジュールに入っていて、約10年ぶりにロードバイクに乗らなくてはいけない(これもお仕事、涙)。
そして、ピンクちゃんへ初めて乗車した想い出の瞬間!
「えっ?!乗りやすい!!!」
10年の間に大きく変わったことは、カーボンフレームの価格がグっと下がったこと。何より、女性でも、また私のような貧脚であっても乗りこなせるよう、ハンドル少し高め、乗り心地重視のカーボンフレーム、変速も軽めのギアが装着されていて、本社周辺、微妙なアップダウンが続くアメリカの大地を少しだけ走って・・・「欲しい!」と直感で思いました。
ところが、日本に帰って、その年の新しいカタログを見て愕然。日本では取り扱わないBIKEだったのです。今思うと、ロードバイクも女性に対しても今ひとつ優しくない時代だったんですね。でも、その当時のTREK JAPANの社長さんの計らいで「ピンクのBIKEにしてくれるならアメリカから特別に取り寄せる」と嬉しいお言葉を。ん?嬉しいけど・・・ピンクは・・・。
ま、結局「宣伝」のつもりで納得しましたが、苦笑。
それから10年以上、ロードバイクの楽しさを改めて教えてもらい、船にも電車にも飛行機にも乗って一緒に遠征したピンクちゃん。一旦お休みとなりますが、また余裕ができたら主人にお願いしてカスタムし復活させようと思っています。ここ数日、新しい自転車に乗ってみたい欲求とは裏腹に、想い出いっぱいの相棒を手放したくない、そんな気持ちで揺れ動くお客様の気持ちよーーーーーく分かりました。
さぁ、これからはまた新しい相棒といっぱい冒険するつもりでいます!いや、します!!!
お披露目はもう少し先になるかと思いますが、私と(今度のBIKEもロゴはピンク!)New Bikeちゃんと一緒に遊んでやってください。新しいBikeのお話はまた今度・・・。